角田光代 『八日目の蝉』
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逃げて、逃げて、逃げのびたら、
私はあなたの母になれるだろうか...。
理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。
家族という枠組みの意味を探る、著者初めての長篇サスペンス。




帯にはサスペンスと紹介されているけれどちょっと違うような気がしたのは私だけ...?
前半は不倫相手の赤ちゃんを誘拐した女の視点、後半は成長したその娘の視点から書かれています。

「誘拐」はどんな理由があれ立派な犯罪。だから当然希和子の行為は決して許されないものであるはずなのに、だんだん逃げのびて欲しいような気持ちになって、戸籍はどうするの?学校には通えるの?とハラハラドキドキ!あっ、そういう意味ではサスペンスかも。
ひとつひとつの事件の背景にあるそれぞれの事情、またそれにまつわるさまざまな思いについてもいろいろと考えさせられた作品。





  30日に行われた選考会では
  「全編、ハラハラするようなリアリティーと迫力がある。
  技も力もある小説」
と絶賛され、満場一致で選ばれた。
                         (by 読売新聞)


by akimaru21 | 2007-08-25 23:43 | BOOKS
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