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秋元康 『象の背中』
秋元康 『象の背中』_a0027412_12491375.jpgあと半年の命…
末期ガンを宣告された中年男が妻に、子供に、そして愛人に最後に遺すものは...


余命半年を宣告された中年男の死にゆくまでの姿が描かれています。
「何も知らされずにいるのは嫌だから、最悪の場合でも絶対告知して!」と常々夫に言っている私ですが、もしもある日突然余命半年と告げられたらやっぱりかなりキツイよね。私は残された時間をどのように過ごすのだろう?と思わず自分に問いかけながら読みました。


この主人公は生きている間に会いたい人にあって、思いを伝えたいと考える。自分が生きた証を探し、確認し、満足して逝く。いい死に方だとは思う。けど、その一方で男の身勝手が鼻につくというか、これはある意味男の理想であって、女性の立場からいうと「う〜ん...???」というところも。
そんな多少の反発を抱きながら初めて読んだ秋元さんの本でしたが、これが何度も泣けちゃうんだな。これから読もうとしている貴方、電車で読むのは危険ですぞ!
by akimaru21 | 2007-06-19 13:08 | BOOKS
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